東京デスライド

自転車で「自分的に限界ギリギリ」のライドをしたら更新します。

標高2,000m以上を走れば猛暑日でも滅ばないでしょ

(坂シャブしたいだけでは)ないです

突然ですが、夏場における山岳ライドのメリットを考えてみましょう。

  • 標高が高いのでそもそも平地より涼しい
  • 山間部は木が多いので、木陰を走れる
  • 風が吹いていることが多い

ローディ最大の敵・熱中症を避け、避暑ライドでチャリ充できるのは確定的に明らか。

じゃあ大勝利してきますね。

都内>奥多摩自走はいいぞ

はい、よーいスタート。

朝2時に都内を出発。

早朝の青梅街道の気持ちよさ。

日の出直前の奥多摩・御嶽付近の味わい深さ。

電車が走っていない田舎の鉄道ってなんでノスタルジックに感じるんだろう。

早朝に奥多摩湖を見るのは初めて。夏の朝だ。

山梨に向かう大菩薩ラインに突入。日が昇っていますが、車道は木陰になっていて快適(斜度はふつうにきつい)。

奥多摩の果て、柳沢峠に突入。すでに日は高く、写真のコントラストがすごいことに。

茶屋で休憩しよっか。

小川のせせらぎ is 最高。気温は20度ちょっとだったと思います。やっぱり山なんだよなぁ。

片岡鶴太郎さんもおすすめ、旅館「はまやらわ」のわらび餅。この上品な甘さを森の中で味わう贅沢。

標高は1,400mほど。山々は夏らしい緑色。

登りでほどよく上がった体温を走行風が冷ましてくれる、夏ならではのダウンヒル。そして立体感ある鉄橋がすばらしい。

夏こそ山Q.E.D.証明完了です…。

標高2,000m以上はもっと快適じゃろうて

そんなわけで山梨県に突入。ここまで走行距離130km・獲得標高2,000mほど。しかし、今回の真の目的は長野・山梨県境にある自動車道最高標高地点・大弛峠、標高2,365m

まだいくぞ。

いきなりGarminが壊れた。最高気温43度をマーク。

柳沢峠を下った先は甲府盆地、この日の関東一帯は猛暑日だったので盆地パワーでとんでもない気温に。

大弛峠まで10kmほどでしょうか。果樹園地帯を突っ切るフルーツラインなる道を走ったのですが、これが完全なる鬼門。

おいしそうだね(直射日光に焼かれながら)。

おいしそ(略)。

果樹は背が低く、日光を遮ってくれません。そしてうれしいことに無風です。大弛峠に近づくにつれて平坦ではなくなりますが

ここからは写真なしです。直射日光を浴びながらたらたら撮影していると熱中症まっしぐらと思ったので。

大弛峠まとめ

大弛峠を登るコースは全長30kmとされますが、実際はおおまかに4パートにわけられます。大弛峠自体は16km800mUPほどですが、前座で1,000mほど登らされる形です。

  1. 斜度10%程度を登る果樹園地帯
  2. 中間地点にあたる琴川ダムまでの林道区間
  3. 斜度3%程度の緩い登りが続く大弛峠前半
  4. 6kmで600m弱UPする、斜度10%程度の大弛峠本番区間

きついのは1と2と4です。ほとんどじゃねーかたまげたなぁ…。

1の果樹園地帯は前述の通り、直射日光に晒されるのがヤバすぎです。ぼくの場合、ボトル1本、ジェル1個、塩梅半分がここで消えました。斜度もきついので消耗が半端ないです。

2の林道区間は木陰に入るので1の果樹園地帯よりはマシですが、**長くて斜度8%程度が続くうえ、景色が微妙なのでふつうに苦行です。

今回は1のせいで補給物質が足りず、中間地点にあった登山者向け宿泊施設「金峰山荘」で強制休憩となりました。

金峰山荘 | 山小屋民宿、新宿から2時間!山紫水明の別世界。

真夏でなくともここでの休憩なしに登り切るのはきついでしょう。

大弛峠本体は10kmほどゆるゆる登ってから一気に斜度アップするタイプ。本番区間は6km斜度10%ほどあり、相当なしんどさです。前半が本当に緩いので後半きついのが読めてしまうのがまたイヤな感じ

景色も終始開けません。ずっと森の中です。

これはゴール地点も同様です。

この写真はよく見かけると思うのですが、景色がよくないからこれ以外撮りようがないんですよね。一般的な言い方をすればクソ坂です。

予定ではゴール地点から徒歩で展望台「夢の庭園」まで登る予定だったのですが、電車に間に合わなそうだったので今回は断念しました。これはリベンジ確定ですね…。行きたい人がいれば一緒にどうですか? 楽しいですよ

でも実際山は快適

大弛峠はそもそもしんどいのでこうなるのも致し方ないのですが、林道系自体はおすすめできると思います。

大弛峠も林道区間に入れば直射日光を避けられましたし、本番区間は今の季節でもひんやりしていて、体温上昇で苦しむことはありませんでした(もちろん、経験値や体格で感じ方には個人差があるでしょう)。

今回のライドで一番ヤバかったのは、明らかに猛暑&強烈な日差しに晒される、標高が低めの山梨盆地でした。特に大弛峠に近づき、斜度がきつい区間ではリアルに命の危険を感じました

今回の結論は、山がどうこうというより「夏は木陰を走れるコース(標高が高いとモアベター)を選び、酷暑&直射日光を避けるべき」ということになるでしょう。

首都圏近郊だと、サイクリングロードや沿岸部より、箱根や飯能のほうが安全かもですね。特に箱根の新東海道はレイアウト的に直射日光が当たらない区間が多いうえにコンビニも多いので水分補給しやすくて良さげです。

記事ではあんまり触れていませんが、補給ポイントは毎回ぎっちり調べて走っています。水を補給できないケースが一番ヤバいので。リスクヘッジしつつ夏のライドを楽しみたいもんです。

この記事の内容自体は山キチのみなさんには常識な気がしますが…。