東京デスライド(旧)

自転車で「自分的に限界ギリギリ」のライドをしたら更新します。

『ゆるキャン△』に登場した夜叉神峠とほったらかし温泉に自転車で行ってきた

今期優勝アニメ『ゆるキャン△』(断言)。しまりんのぼっちムーブがハイパー楽しそう。作品の舞台になっている富士五湖や長野は、自転車で走るのも楽しい場所で、聖地巡礼したみがとまらない。

が、しまりんとなでしこが出会った本栖湖のあたりなんかはすでに行ったことがあるため、別なところがいいなーと。できれば自転車で行って楽しそうなところ。

ってことで今回選んだのが、山梨県南アルプス市にある夜叉神峠と、笛吹市にあるほったらかし温泉。前者は原作4巻の「カゼ引きと一人旅」に登場します(アニメ未放映)。後者はアニメ5話「二つのキャンプ、二人の景色」に出ています。

場所はこ↑こ↓。

夜叉神峠編

中央本線甲府駅まで輪行してあとは自走です。駅から山頂まで40kmほど(韮崎駅のほうが近いです)。

甲府市街を抜けて南アルプス市に入るとこの景色。いきなりヤバイ(語彙力がしめやかに失われる)。

走ってるバスがなんかいい感じ。

国道20号線をひたすら西に進むと、景色がどんどん山っぽくなり、芦安という集落にたどり着きます。

この集落を抜けた先が夜叉神峠の模様。

原作に登場した温泉宿を発見。

南アルプスの一角だけあって、景色はなかなかダイナミック。

さらに進むと林道系の道に。道はガレガレ。

まぁ、こういうので興奮するのは自転車乗りの中でもごく一部、原作では当然カットされてます。

近いのは大弛峠。視界が開けないタイプで、景色は地味。こんなとこ来ちゃうしまりんのセンス、渋すぎる。

標高図はこんな感じ。甲府駅からだと走行距離40km、獲得標高1150mです。夜叉神峠本体は距離10km、獲得標高650m。斜度は最初がきつく、15%まで行きます。その後も9kmほど6〜10%を上るので、ヒルクラ慣れしてないと心が折れるかも。行くならグループライド推奨です。

ついでにほったらかし温泉も入れてあります。あとで書きますが、こっちも結構なヒルクライムスポット。

これは野生のしまりん。

頂上に到着。

原作だとこんな感じ。

しまりんがとうせんぼされたゲートはこちら。ちなみに、冬季通行止めになってるって看板が途中にちゃんとあるので、しまりんはわりとおっちょこちょい。

細部が微妙にちがいますが、基本的に再現度は高いです。

しまりんの幻影が見える…。

原作だとこのカット。

この先は登山道になっていて、自転車装備ではちょっと無理。登山届を出すレベルなので、さすがに諦めです。

こんなのもあるし。

その後、芦安まで下って、Twitterで食事ができると聞いた「なとり屋」さんへ。

民宿ですが、この日だけ特別に食堂が解放されていました。

市の担当者が二次元の民で、その方の手回しで『ゆるキャン△』コーナーが設けられていました。

悉平太郎の犬みくじが置かれている+1145141919点(原作5巻参照)。

お昼はほうとう。胃に優しいので、山梨近郊を走るときはいつも食べてる気がする。おいしい。

ほったらかし温泉

野クルの3人がはじめてキャンプをしに行ったときに立ち寄った温泉施設「ほっとけや温泉」のモデルです。ほぼ作中で描写されていた通りで、行ったら帰りたくなくなる魅惑のスポット。地元でも有名みたいです。

作中にも登場した笛吹公園(正式名称は笛吹川フルーツ公園)とだいたい同じ場所にあります。

まぁめっちゃ上るんですけど。

階段も結構キツい。野クルの面々は、山梨市駅から歩いてのぼってますが、5km以上あるので実際やると相当しんどいと思います。自転車だと、獲得標高350mほどのかなりしっかりしたヒルクライムになります。斜度は7〜11%という感じ。距離も4kmくらいあります。その辺の峠と変わらないです。

でも、温泉に入るといろいろどうでもよくなる。

露天風呂からは、笛吹市が一望できます。だいたいこんな景色です。ヤバイ。

んでこれが問題の温玉あげ。1個130円。死ぬほどおいしいです。ヒルクライムで疲れてたので、4個食べてしまった…。

魔の無料休憩所も作中で描写されてる通り。広いし暖房焚いてるし、座布団あって寝れるしで、湯上りの人が無限に意識を失っていました。

入浴料が大人800円と標準的なのもあって、景色よし、飯うまい、気兼ねなくダラダラできると、最強の日帰り温泉と言っていいスペック。

今回はその後帰りましたが、併設のほったらかしキャンプ場で泊まって帰るのが正解でしょうねぇ。山梨、めっちゃ楽しいな。