東京デスライド

自転車で「自分的に限界ギリギリ」のライドをしたら更新します。

Y's Roadのフィッティング「バイオレーサー5000」を受けてきた

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フィッティングの数値をまとめたシートをもらえる。

 

乗り込んでないなら別のサービスのがいいかも。

 

最近、ペダルをうまく踏めていない感じがしていました。でも、サドル高やハンドル高が大きく間違っている感じはしない。じゃあステムかサドル後退幅のせい?

 

よくわからんかったので、プロに丸投げしてみました。選んだのは、Y's Roadのフィッティングサービス「バイオレーサー5000」。

 

サービス内容まとめ

 

まずは実施店舗(今回は上野本館)に電話をしてバイオレーサー5000の予約を取ります。その際に、フレームのモデル・サイズ、シューズのブランドを伝えます。

 

当日は実車・サイクルウェア・ビンディングシューズが必要になるので、ふつうにロードでお店まで行きます。

 

バイオレーサー5000は、以下のような流れで進みます。

 

  1. 身体測定
  2. 数値解析
  3. テストバイクで確認
  4. 実車への反映作業
  5. 質疑応答

 

所要時間は待ち時間含めて90分。成果物として、サドル高・ハンドル高などの数値をまとめたシートをもらえます。料金は税込5,000円。

 

何でも解決してくれるサービスじゃない

 

最初に身体の各部の長さを測ります。具体的には以下。

 

  • 身長
  • 股下長
  • 肩幅
  • 腕の長さ
  • 足の大きさ

 

 これらの数値を専用のプログラムに入力し、機械的に最適なセッティングを割り出します。セッティングの算出方法は3種類あり、レース向け・快適性重視・バランス型。これらのうち1つを選んで、採寸した数値を処理するのです。

 

バイオレーサー5000を検討する場合、ここがネックになるかと思います。

 

バイオレーサー5000には、上位サービス「バイオレーサープレミアム(税込20,000円)」があります。担当の方にうかがったところ、「バイオレーサープレミアムは、機械的に算出したセッティングに合わせた、ペダリングなどの『身体の使い方』をレクチャーするのが中心のサービス」とのことでした。

 

翻せば、「バイオレーサー5000では『身体の使い方』に属する相談はサービス外」ということかと。もっと言うなら、細かい調整までするサービスというよりは、「Y's Roadのフィッティング理論に基づいた最適解を提示するのがメインのサービス」と思ったほうがいいでしょう。

 

(なお、機材面の相談は細かく対応してもらえます。ぼくはハンドルの幅をどうべきかよくわからなかったので、選び方や製品ごとのメリット・デメリットを教えてもらったりしました)

 

これは、ある程度乗り込んでいて、自分の経験値と照らし合わせつつ、フィッティングを検討したい(できる)人にはいいと思うのですが、「Y'sの提案する数値が自分に合っているのか」を評価しにくい初心者にとっては必ずしもプラスにならないんじゃないかと思います。

 

初心者やきめ細かなアドバイスも欲しい人は、バイオレーサープレミアムか、ほかのフィッティングサービス(ライダーの経験値を加味したフィッティングサービスという噂のSpecializedのものなど)を受けたほうがいい気がします。

 

解析でわかったこと

 

ぼくの場合は、自分の中である程度セッティングの方向性が固まってきており、それが客観的にどう評価されるのかを知り、自分の方向性が妥当かを検討したかったので、バイオレーサー5000はベストな選択でした。

 

で、解析の結果。ぼくの場合は、「サドルが前すぎ」とのこと。サドル後退幅が根本的に足りていませんでした。

 

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担当してくれた方の所見。

 

「水平方向が窮屈(ステムが短いか、サドルが前すぎ)」と感じていたのですが、そこをびしっと指摘してもらえた感じ。

 

直接的な原因はシートポスト。サドルが前寄りになる製品を使っているのですが、「換装するしかないだろう」とのこと。

 

一方、垂直方向の調整は自分でもできていたことがわかりました。サドル高は解析結果とほぼ同値(1mm差)。ハンドル高は12mm低かったですが、これはレーシーに走りたいならアリな範囲。

 

自分でセッティングを見るときの目線や調整の仕方、問題の感じ方などは悪くなかったっぽいことがわかって、結構な自信になりました。これが一番の収穫ですね。

 

テストバイクで適正なセッティングを体験

 

次に、解析で弾き出されたセッティングをテストバイクで体験。ここで、解析結果や換装パーツに必要な要件を確認・相談しつつ、実車をどう処理するか決めていきます。

 

注意したいのは、テストバイクにただ乗っても劇的な変化は感じにくいこと。テストバイクの各種セッティングは簡単に変更できるので、実車のセッティングにしてもらうなどして、きちんと比較したほうがいいです。

 

ぼくの場合は、一番クリティカルなサドル後退幅を比較しました。現状のセッティングでは、上死点から踏むのが難しいのに対して、解析結果通り20mmサドルを下げると、自然と上死点でペダルに力が加わるようになったと感じました。

 

実車への反映作業

 

担当の方と相談しながら、以下のように進めることにしました。

 

  • ハンドル高をその場で12mm上げてもらう
  • シートポストは自宅にサドルを後ろよりにできる製品があるので、自分で反映
  • ほかはママ

 

反映作業は、パーツを換装しないならバイオレーサーの料金内でやってもらえます(例:ハンドルを上げる、サドルを前に出す、etc.)。新しくパーツを買って付け替える場合は、別途かかるそうです。今回は、換装していないので追加料金はなしでした。

 

ある程度乗っている人には価値の高いサービス

 

ぼく的には満足度が非常に高いサービスでした。5,000円で気になっていたことがほぼ解決できました。

 

ただ、そうした結果になったのは、ぼくがそれなりに(月800kmとか)ロードに乗っていて、自分なりに疑問を持ちつつ、客観的な解答を求めていたからじゃないかと思います。

 

当たり前ですが、フィッティングで何かがすぐ劇的に変わるわけではありません。ぼくの場合、変わったのは、ハンドルの高さが12mm、サドルの位置が20mmですよ? ミリの世界なんですよね。

 

バイオレーサー5000で満足するには、ミリの変化を感じられないといけないってことです。

 

ただ、もしそれが日頃から課題になっていて、実際に意識が向いているならすばらしいサービスです。ってか5,000円で機材面については踏み込んだ相談に乗ってもらえて、数値も出してもらえるのは安いよ。担当者さんの対応も超スムーズで好印象。

 

総評すると、ある程度乗り込んでいて、機材について明確な疑問を持っている人が受けるべきサービスってことになります。

 

合うと思った人は試してみてもいいかと。